3期12年を経て

  •  平成20年11月28日、2代目南砺市長として就任し、3期12年の間、市民の皆様並びに議会の皆様のご理解とご指導をいただきながら「市民の幸福感と満足感の向上」の一念で市政に邁進してまいりました。
    市議会6月定例会代表質問で11月の市長選挙には議会の皆さん、市民の皆さんの支持が頂けるならば出馬させて頂き、更なる南砺市の発展のために頑張りたいと答弁させて頂きました。

    先ずはコロナ対策から
     世界的な新型コロナウイルス感染症によって東京オリンピック・パラリンピックも一年延期になるほど歴史的なパンデミックです。地域経済も前例のない程のダメージを受けています。
     先ずはコロナ感染対策とそれによる経済対策に引き続き万全を期し、市民皆さんが安全で安心して暮らせることを一番に取り組んでまいります。
     そして地域の飲食店や商店、観光関連事業者をはじめ、地域経済活動が平常に戻るよう国・県と連携して取り組みます。
     また、ピンチはチャンス。コロナを機に変わりつつある社会構造の中で東京一局集中を是正するための受け口として魅力ある南砺市をアピールし、テレワークやサテライトオフィスなどを誘導するインフラ整備を行うなど、移住定住施策とともに整備を進めていきます。

     また、懸案でございました統合庁舎も本年7月1日から福光庁舎でスタートを切ることができ、現在は、庁舎機能がなくなった地域の活性化策の取りまとめとまちづくりの支援策について検討を進めています。
     これまで人口減少、少子化及び高齢化社会の問題や世界的な環境問題に向けて南砺市独自の施策に積極的に取り組んでまいりました。しかしながら、移住者は増えているものの、課題である人口減少に歯止めはかかっておりません。
     今後、第2次総合計画を確実に進め、目標達成に向けて成果を出してまいります。

     昨年から今年にかけて、市内31地区全てで南砺型小規模多機能自治「まちづくり協議会」が立ち上がり、住民自治のあり方が変わりました。また、その住民自治を支える中間支援組織として「(一社)なんと未来支援センター」も立ち上がり、文字どおり市民の皆様と行政との「総働のまちづくり」がスタートを切っております。これも大きな変革です。取り組んでいただきました市民の皆様に敬意と感謝を申し上げます。

     南砺市は大きな可能性を持っています。そして「地域社会・文化風土に基づいた、地域資源を生かした多様な地域づくり」の中で、若者が多様な暮らし方を選ぶことができるまちづくりを進めるべきです。
     また、今を生きる私たちは、未来を担う子供達に何を繋ぐか?残すか?ということを真剣に考える責任があります。また、次代に南砺市の「誇り」を引き継ぐことこそがまちづくりの柱になるべきです。
     今後は、コロナ感染対策、地域経済対策は継続して取り組み。合わせて「ウイズコロナのまちづくり」を進め、市民幸福感を更に高めることに全身全霊を捧げることをお約束し、この度、政策集「市民が誇れる 一流の田舎を目指して」~ウイズコロナのまちづくり~を発表させて頂きます。

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